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雲谷斎武羅運陛下のご容体 [武羅運大辞典]

未明の陛下.jpg
 
<2016.11.04未明の武羅運陛下>
 
 7月から始まった悪性リンパ腫摘出手術に続く抗がん剤投与治療の甲斐無く本日を以て癌治療は中止となりました。あまりにも身体の負担が大きくこれ以上陛下が耐えられない事が判明したからです。今朝一番の診察で肺炎併発で即刻入院となりました。
 

 11月3日夜半から始まった呼吸困難は見ているだけで辛くなる、そんな容体でした。

 立ち上がる事も出来ず横になったまま。オシッコはその場でするしかないのでトイレシーツの上に新聞紙を丸めて一杯にしてその中に横たえて様子を見ました。

 小型犬なのに息がふいごの様に荒く、心配でならずわたしは枕元に陛下を一晩置いて経過を見ました。ほぼ寝ずの看病とは云ってもただ傍にいて看守るだけでしたがまんじりともしない一夜を過ごしました。獣医師でもないわたしですが、武羅運はいつ死んでもおかしくないと思わせる容体でした。

 今朝一番の診察でも一時期の白血球の低下による感染症で肺炎併発、そして体温低下が著しい危険な状態であることが分かりました。抗がん剤に起因する白血球の低下が感染症に罹りやすい状態を生み肺炎になった訳ですが、肺炎になると逆に白血球数は異常に増えます。今朝は29000台という異常な白血球数です。こらは正常値の三倍近い数値です。

 体温の低下は今日の午後六時を過ぎても同じ状況でした。今夜は入院確定で明朝また様子を見に病院に行きます。それで容態が安定すれば退院となります。ですが月曜日の夜以降食欲はなく何一つ食べ物を受け付けない状態が続き体力は極限まで落ちています。病院では栄養を点滴投与していますが家ではそれも出来ません。明日まで身体がもって、もし帰宅出来たとしても何も食べられないのではないかと心配しています

 八月下旬から始めた注射による治療は、計三種類の抗がん剤投与による治療で約二ヶ月続けましたが腫瘍根治には至りませんでした。通常は一ヶ月で腫瘍そのものは消失するのだそうですが二ヶ月経ってもそうはなりませんでした。

 そこで注射による抗がん剤治療を諦め、飲み薬による抗がん剤治療に切り替えました。一回たった一錠飲ませるだけで三週間効果のある抗がん剤です。この薬は通常二週間目に一番効果が現れるのですが初めて飲ませた時はやはりその二週間目に副作用も強く表れました。

 嘔吐と下痢です。ほぼ一時間置きに吐瀉と下痢を繰り返すのです。この時も寝ずの番をして翌日点滴の他に抗生物質と嘔吐・下痢止め、腸の働きを弱くする薬を飲ませて症状は改善しました。そして先週の土曜日に二回目の同じ抗がん剤による治療を開始しました。日曜日にうちの奥様が陛下が咳をしているのを発見しました。聞くと十日以上前から咳をしていたとの事。しかし頻繁でなくそれ程気にも掛けませんでしたがそれが重篤な容体を引き起こしてしまいました。事の重大さに気づかなかったわたしの所為で陛下は重体に陥りました。

 月曜日の夜に再び嘔吐と下痢の症状で妻が何とか診察に連れて行き点滴で抗生物質を投与して貰い小康状態に。しかし水曜日の夜には再び容体が悪くなりその時は動物病院も休診だったので行かず終い。木曜日は文化の日なので病院は午前中の診察のみ。電話連絡だけで様子見となりましたがその夜から上記のふいごの様な息遣いで重篤な症状だと漸く分かった次第です。まったく飼い主として失格です。

 わたしが思うに咳や荒い息の原因は、多分嘔吐したものが気管に入ってそれで雑菌が入り感染症を併発したかウイルスに感染したか、そのどちらかだと思います。人と犬の気管の入り口は構造が違います。食道の途中に気管の入り口があるのは同じですが人は縦に筋が入っていて呼吸をする時はその筋が開いて空気を取り入れ呼吸をするのですが、犬はその入り口に蓋が被さっている構造で呼吸をする時はその蓋を開けて空気を取り入れるのです。しかし嘔吐をするとその嘔吐物がその蓋に引っ掛かり気管の中にまで吐瀉物が入ってしまう事があるそうです。嘔吐は人も犬も辛いものですが、犬の場合は嘔吐は人以上に負担が重く重症化しやすい原因となると認識して置いた方が良いでしょう。以前どこかのTV番組でそれを見て覚えていました。医師にはうっかり確認しませんでしたが多分それが原因だと思います。

 その肺炎の症状ですが18:00現在は息も大分収まって平常時に近づいているとの事です。抗生物質が効果を現しているという事でしょう。

 しかし、医師の診断では一番の問題は実は肺炎ではありません。体温の低下なのです。今朝の時点で体温は35度でした。通常犬の体温は38度台なのでこれは人間で云えば低体温症の領域で死に直結する症状です。そして18:00台でも体温は36度までしか回復していません。これは今現在も(生命が)危険に晒されている状態であるとの事です。

 それで最終的に今夜は入院となった次第です。

猫の尻尾.jpg 

 どうなるか分かりませんが明日の朝一番にうちの奥様を伴って病院に行きます。

<2016.11.05.10:58:52追記>

 今朝病院に行って来ました。危機を脱しました。

 信じられない程の回復力です。体温も平熱になり食欲も戻りました。ただ早朝に下痢をしたのでお腹が本調子ではない模様。ただ栄養剤と抗生剤等の薬を混ぜた点滴処置は今日中は必要との事。しかし、本日の夕方には家に戻られそうです。

 今朝診察開始前に先生に案内されて見た武羅運陛下は元気そのものでした。全身が弛緩して力がまったく入らないあの体調から信じられないほどのV字回復です。先生からも笑顔で一番に声をかけて頂き武羅運のいる場所に案内して頂きました。先生も余程嬉しかったのでしょうね。経過説明を丁寧にして頂きました。何しろ昨日の朝はあの容体でしたから。しかし、癌治療はしばらく中止になっただけですから完治してはいません。まだ元気になった訳ではないと気を引き締めています。

 コメントやnice!を頂き本当にありがとうございました。わたしと妻だけでなく皆さまの声も陛下に届いたのだと思います。

 大袈裟かも知れませんが、わたしにとってこれは奇跡です。

 

<2016.11.06.07:39:47追記>

 家に帰ってから武羅運陛下は何も食べなくなっちゃいました。

 困りました。抗がん剤による味覚障害にでもなっているのでしょうか。人間にもある事は犬にもあり得るのだとすればそれもあり得るのかな。点滴で栄養を取っていたのでそれでまだお腹が空かないのか。もしそうだとすれば時間の経過で空腹感が増せば食べるかも。それとも敏感なWANCOだから食べるとお腹を壊すと覚えて食べないのか。今のところ原因不明です。ご飯を食べないのにさっきゴミ箱からティッシュを咥えてむしゃむしゃ食べようとしたので取り上げました。どうなっちゃうんでしょうね。

 


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コメント 15

U3

陛下の容体急変で二度仕事を休みました。
致し方がないけれど信用を一部では失ったかも知れません。
まあ、あまり気にもしていないけれど。
by U3 (2016-11-04 21:53) 

侘び助

私も長い間病む人と苦楽を共にした経験が
人はわがままを言うことが出来ますが、物言えぬ動物が
このような苦しみを味わう・・・痛ましくて・・・
武羅運陛下の苦しみが少しでも少なくなる事をお祈りします。

by 侘び助 (2016-11-04 22:05) 

みぃにゃん

心中お察しします。全快とまではいかなくても苦しみが少しでも和らいで欲しいですね。
by みぃにゃん (2016-11-04 22:41) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
旅先にて押し逃げです(^-^)
by johncomeback (2016-11-04 23:17) 

枝動

こんばんは。
謹んで、お見舞い申し上げます。心配ですね。
実はうちも、ルナがかなり弱っています。1週間ご飯を食べなくなり、外へも出歩かなくなりました。昨日今日とやっと、おやつのささみ蒸しを少し食べてくれました。もう長くはないと、覚悟が必要になりました。
by 枝動 (2016-11-05 00:11) 

hirometai

U3様
陛下のご容体は如何ですか?
ご心配でいてもたってもいられませんよね。
私もゴールデンのアラレが卵巣脳腫の時に神様にすがってお百度参りを馬橋稲荷神社でしました。おかげで手術も出来元気になり、11歳で肥満細胞腫になり手術をして元気に闘病をしましたが、東日本大震災後に13歳で亡くなりました。はあはあと苦しい息をしているのを大きな体を撫でながらだっこして看取りました。辛かったです。
陛下の苦しいのが和らぎますようにお祈りしています。

by hirometai (2016-11-05 00:52) 

Kiki

おはようございます。
読ませていただいて辛くて見るに耐えません。
ご家族の心配も相当なる事かと察し致します。
少しでも痛みや苦しさが和らぐ事をお祈りしています。

by Kiki (2016-11-05 07:55) 

mamii

心中お察しいたします。
少しずつでも快方に向かってくれると嬉しいですね。
by mamii (2016-11-05 11:39) 

八犬伝

陛下のご容態は、如何ですか。
苦しまれないと、良いですね。
by 八犬伝 (2016-11-05 13:49) 

とりのさとZ

こんな時に何ですが、私の友人(65歳)がリンパ腫ガン治療して回復して7年になりますが、人間の場合リンパ腫の(5年生存率)はようやく5割に達したとのことで、それまでは2割台だったとは、その友人の主治医の言葉です。この数字が動物にどれだけ当てはまるのかはわかりません。 お大事に。
 
by とりのさとZ (2016-11-05 16:55) 

hatumi30331

大丈夫でしょうか?
私も経験があるので・・・・・
家族として一緒にいた時間・・・・・
大きいですからね〜
悔いのないように出来ることをしてあげて下さい。
by hatumi30331 (2016-11-06 08:30) 

toshi

快方に向かうと良いですね。
by toshi (2016-11-06 09:30) 

MINERVA

快方に向かわれているとの事、食事をとってもらえれば、
体力が付いて良いのですが....
応援しております。


by MINERVA (2016-11-06 11:38) 

ironbridge

U3さん、御心配ですね。拙宅のラブラドルも4年前に15歳で亡くなりました。拙blogでもご紹介しましたが「誤嚥性肺炎」でした。最後は10回ほど大きな息をして硬直化しました。どうしても訪れる別れです。
by ironbridge (2016-11-06 15:44) 

なかちゃん

お疲れ様です。
僕には祈ることしかできません。
完治すればいいなんて書けばいいのかもしれませんが、こればかりはどうも難しいようにも感じます。
少しでも陛下が苦しむことのないように…

by なかちゃん (2016-11-06 17:07) 

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